副校長挨拶
私が海外で生徒の入学選抜面接を行うたびに、ご両親の「自分の子どもに成功してほしい」という切実な願いと期待に深く感動し、忘れることがありません。面接を受ける生徒たちの緊張しながらも真剣で、希望に満ちた表情が心に残ります。私は自分が負う責任の重みを感じます。また、一人の母親として、私自身も子供が海外留学の経験をしたことがあり、ご両親の心情を深く理解しています。
私は長年、生徒に関わる仕事に携わってきました。生徒に対しては常に厳しく、はっきりとした姿勢を取ってきました。努力する生徒には褒めたり励ましたりし、努力しない生徒には厳しく指導し、問題が解決するまで忍耐強く何度も話し合いました。今まで一人の生徒も見捨てたことはありません。ご両親が安心し、生徒から尊敬され、信頼され、愛されるためには、まず確固たる信念と責任感が必要です。また、熱意と忍耐も不可欠で、すべての生徒に対して公平かつ正義感のある対応を心がけています。私の長年の経験から言えることは、生徒のためなら、いくら厳しくしても、生徒たちは謙虚に受け入れてくれると深く信じることが大切です。
冬が去り春が訪れ、数十年が急速に過ぎ去っていきます。何度も生徒たちを送り出すたびに、私は喜びと言い表せない寂しさを感じます。特に、学校でいたずらをして私を怒らせた生徒たちが訪ねてきたり、メッセージを送ってくれると、喜びと感動が私を包みます。彼らと喜怒哀楽を共有するたびに、私の心は喜びと悲しみで満ち溢れ、心が落ち着きません。師生の間に生まれるこの特別で貴重な絆をどんな言葉で表現するのも難しいと感じます。 中国には「厳師は高徒を生む」という諺があります(厳しい師匠のもとから優れた弟子が出るという意味です)。本校の教職員一同は、生徒第一の理念を掲げ、生徒管理を厳格に行う一方で、日本語教育や進学指導に全力を注ぎ、さらに日本の文化や礼儀を熱心に教え、多彩な活動も行っています。
私たちはご両親から寄せられた「生徒に責任を持ち、厳格に管理する学校が好きです」という声を心に刻み、行動に移しています。尊敬するご両親の皆様、ご安心ください。私たちは皆様の信頼と支援を決して裏切ることはありません。
生徒の皆さん、ご家族、親戚、友人、そして先生方があなたたちに対して抱く熱い期待を忘れずに、そして日本での留学初心と目標を常に心に留めてください。"志を持つ者は必ず成功する"という信念を持ち続け、また"宝剣は磨かれてこそ鋭く、梅の花は寒さに耐えてこそ香る"という諺を肝に銘じてください。勤勉に努力すれば、必ず成果を得ることができます。生徒の皆さんには、機会を大切にし、勇敢に前進し、自分の理想を追求し、より良い未来を築くために努力してほしいと願っています。
最後に、すべての生徒の皆さんが順調であり、夢が実現することを心から願っています。また、すべての保護者の皆様のご健康と、万事が順調であることを心からお祈り申し上げます。
副校長:石川 玉実